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スクアレンのはなし

深海鮫の生き抜くチカラの素

 「スクアレン」は人間の体内で生成されている物質で、皮脂の中に多く含まれています。体内含有量は、10代後半の女性に最も多く、25才頃より次第に減少を始めると言われています。また、スクアレンを科学的に安定させたのが「スクアラン」です。

 酸素が極めて少ない深海に生息する深海鮫の生命力の秘密は肝臓にあると言われています。アイ鮫は、水深300〜1000mの環境で生息できるのは、内臓が体の3分の1を占め、しかもその7割が肝臓で占められています。そしてその肝臓の大部分がスクアレンを含む肝油です。肝臓内のスクアレンが水から水素を取り入れることで、水素を奪われた水は酸素を放出するという還元作用を行い、生きていくことができるのです。
 この時に発生する酸素が、細胞の新陳代謝を活発にさせ、内臓を元気にしてくれています。また、スクアレンは、副腎皮質ホルモンを合成するコレステロールの原料となることがわかっています。

鮫肝油のスクアレン含有量(%)
鮫肝油 粗スクアレン率
アイ鮫 94.1
ヤモリ鮫 83.5
ヘラツイ鮫 78.0
キンベイ鮫 59.1
ウバ鮫 53.7
ユメ鮫 52.5
クロコ鮫 36.6

高純度スクアレンとは

深海鮫の肝臓から抽出したスクアレンは、分子構造6個の二重結合を持つ不飽和炭化水素ですので、空気中に放置しますと酸化されて、過酸化物を生成します。


鮫の肝臓の中には、タンパク質・バチルアルコール・キミルアルコール等不純物が混在し、酸化を促すため、不純物を除き、スクアレンのみを精製し、抽出します。粗スクアレンを精製加工し、純度99%以上高めたものを高純度スクアレンといいます。


スクアレンの6大要素

画像:スクアレンの6大要素